SOR版:エルフ単騎でローテグラマスいけたのが嬉しくて
祝!エルフ単騎でグラマス到達!
初めまして。ぶっしゅ(@bush_dgsv)と申します。
10/19、エルフ単騎でローテグラマス0に到達しました。
時間はかかってしまいましたが、この激動のローテ環境でエルフを使い続けることで見えてきたこともあるので…。
今期のエルフの雑感と、ここまで使った構築についての自分語りを置いていこうと思います。自己満です。
あじぇんだ
SOR環境におけるエルフ
まずはSOR環境の10/20現在までの環境の移り変わり。
- 第1週:純守護ビショップ、進化ロイヤル、アグロネクロに注目が集まる。清浄ビショップや各種ネメシスも台頭。
- 第2週:回復タッチの守護ビショップ、進化ロイヤル、AFネメシスの3強。グレモリーネクロの研究が進む。
- 第3週:守護ビショップとグレモリーネクロの実質2強。AFネメシスも健闘。
という感じだと思います。賛否両論はある環境と思いますが、目まぐるしくメタが回っているように見えて個人的にはかなり楽しく感じていました。
ロキサスエルフというアーキタイプは
- 「絶対的なキーカードを含む複数のカードが必要なコンボデッキ」であるが、カードを引く手段とコンボパーツがイコールなので、ひたすらにデッキを掘るというプレイングをしづらい。
- 特定カードをプレイすることによる永続的なアドバンテージが少ないため、適切なプレイングをもって相手の体力を削り切る必要がある。
という特徴があります。
基本的に受けに回ることはできないので、手札の質と相談し、コンボによって盤面を形成すべきターンで一気に優勢を取るのが基本理念です。
しかし、今環境は盤面形成を否定するカードが環境初期から名を連ねていたためロキサスエルフとしてはかなり動きづらかった印象でした。
中でも、カウントダウンでコストを踏み倒しながら高水準AoEを放つアンヴェルトを擁する守護ビショップと、 どんな盤面に対してもタイラントオーダー1枚から対処するナハト・ナハト擁する進化ロイヤルは盤面で戦うしかなかったロキサスエルフにとっては天敵といえるデッキで、 プレローテに参加せず練度も足りていなかった環境初期の自分では到底太刀打ちができなかったです。
その一方で、今環境は10ターンのゼルガ猛虎を筆頭に、9ターンのヴィズヤホムンクルス、ヴァーテクスコロニー+モデスト、7ターンのグレモリートリモンなど「蓋」とされる動きが顕著な環境でもあります。
コンボのタイミングは計らなければならないが悠長に展開していては蓋をされる。とはいえ並み程度の盤面づくりでは対処されて終了。カードプールで勝負ができないエルフにとって、いかにプレイングでその差を埋められるかが如実に表れていたと思います。
第3週の流行に対してローフラッドが刺さっているのでは?と注目されているのがまさに今ですね。実際刺さってると思います。性質上tier1にはなれませんけどね…。悲しみ。
グラマス達成時構築について
ここからは自分語り。グラマス達成時構築について、採用意図や所感などを。
マリガン
いつでもキープ:ロキサス、ワンコ、休息(ロキサスが引けていれば)
先行ならキープ:特になし
後攻ならキープ:ラミエル(対ネクロ)、エルクイ(対ビショ)
採用カード
サボテンカウボーイ(2)
構築から抜けたり入ったり。最終的には2枚で落ち着いた。競合は無法者。単体でも「アミュを出す」という仕事がある点を評価してこちら。
ロキサス盤面を埋めないように注意。ヴァーミンとは特に相性がいい。 自然タッチにしてある分、無理にロキサスコンボに残す必要はなく雑に切れる。
優美な猫姉妹・シャム&シャマ(3)
ロキサスと組むとわりと簡単に5,6点疾走する。2プレイで出してEP使う→回収→4プレイで出す、などして打点を伸ばすことも多々。
想像していたよりもトークンが優秀で、いたずらはヴァーミンの補助や守護突破に、まなざしはロキサス盤面のヘルスを保ちながら除去に回りたい時に重宝した。
対空射撃(1)
- バウンスを4枚は採用したかった
- 狼はドローのために3枚欲しかった
以上よりピン刺し。ヴァーミン下でアミュを回収すると合計6点飛ばせるワザップ。
ナチュラル・マナ(3)
シャムシャマを劇的に補助する。手札が回っていないときにコッコロと合わせたいなら0ナテラよりこちらを優先。10ターン目前では、2ドローにすべきか吐いて試合を終わらせに行くべきかの判断を誤らないように。
放浪する料理人(2)
後4でヴァーミン進化と合わせるとアグロへのカウンターになる。自身に進化を切ってロキサスの補助をすることも多々。2枚なのは先行だと使い道が減るため。
コッコロUBと合わせて6回復することも視野に入れる。
ワンダーコックとの特殊ボイスを割と聞けます。
ラミエル(2)
使ってみたら強かった。初めこそ後攻最速エンハローフラッドのために採用したが、後5で6PP使ってロキサスムーブができるのは大きい。2枚なのは先行だと使い道が減るため。
効果ダメージ無効の守護持ちなので、ローフラッド進化と合わせ出すと処理ルートを絞れる。どこまでもローフラッドと相性が良い。
荒野の休息(3)
ロキサスを5で動かすためのキーカード。本来の効果である2回復もわりと優秀なので、アグロ寄りの相手には2で切らずに相手の攻撃を受けてから使うことも多い。ロキサス下では休息→0ナテラと動けばPPを減らさずに手札を交換できる。意外と忘れがち。
導きの巫女・コッコロ(3)
数多の主さまを幼児退行させてきた11歳のママ。
マリガンで見たときは基本返す。先4で2プレイコッコロの2ドローをみることはあまりせず、単純に1/2を展開しながら手札を入れ替えるくらい。
それでも3枚採用なのは、2コストなのでロキサスと合わせて出しながらのリソース確保がしやすいという点と強力なUBの存在が大きい。スクナ、シャムシャマの自動進化が活きる。
小槌の勇士・スクナ(3)
初見では微妙かと思ったが、ふたを開ければ4コストで出て一人で7,8点かっさらっていくエースだった。でもEP使えていいんじゃねえかなと思うことが5分に1回はある。
2/2/2として出すかは永遠の争点。自分はアグロ相手にだけは出す派。
持ってる武器は「打魔の小槌」。
ワンダーコック(2)
キーカードを確定サーチするキーカード。マリガンで見たら必ず残す。3で出して4で休息が黄金ルート。
3枚必須でしょと思っていたけど、自分の性質上(?)何故かワンコがしょっちゅうダブるので減らした。引けない人は素直に3投しましょう。
森を彩る者・エルフクイーン(2)
先行サリッサを1枚で返せるすごいカード。バイクに乗せて1か所殴ってから進化することもわりとある。コッコロ同様手札交換ができるのは強いが、3コストは手札で余りやすいので2枚。
ラミエルとアルヤスカには無力。
《吊るされた男》・ローフラッド(2)
運命の神々PVで語り部としてフィーチャーされた割には活躍の機会がなかったThe Hanged Man。
今環境では正位置/逆位置どちらの効果も高水準に活用できる。後述。
対ゼルガネイア最終兵器。必殺やタイラントオーダーにも耐性があって偉い。1試合に連打する効果ではないので2枚。
ヴァーミンハンター(3)
ロキサスに次ぐ乗り物エルフのパワカ。パッシブにターン制限がないので、ロキサスやナテラと合わせると大体の盤面を破壊できる。守護がいてもリーダーに打点を飛ばせる唯一のカードなので、最後に残った2,3点を返しのターンで削り取るためにあえて手札に残すこともある。
進化時効果のPP2回復は強力だがそれゆえにEP管理がデッキ単位で必要になってくる。むやみにエルクイやローフラッドにEPを切れない理由。
公式からの発表時一瞬4/3/4の画像が出たらしい。自分が駿馬に乗ることも多い以上、進化時2/5/6は確かに強すぎるのかもしれない。
開拓のロデオガイ・ロキサス(3)
CV.天月さんが意外と話題にならない。オープンアップって何???
ロキ算に慣れるまでが長かった。後述別記。
今のエルフが真っ向勝負するために欠かせないパワーカード。
ギガントパスチャー(3)
アクセラもファンファーレも有能で切りどころに迷う巨人。対守護ビショップでは詰めで本体を使うことが多いので意識。また、ロキサスが引けないときにアミュの種類カウントを稼ぐのに重宝する。終盤でアクセラからスクナシャムシャマの打点を上げるのに使うこともある。
初紹介時、顔面にも打点飛ぶのでは?となってたが飛ばなかった。ゼルガネイア環境を考えると飛ばなくてよかったかもしれない。
森林の狼(3)
主に自然の導き。コッコロや1コストカードを回収して無理やりデッキを掘る、ナテラを回収して盤面を広げる、殴ったスクナやシャムシャマを戻して次の打点を確保するなどバウンスの使い道が広い。
体感、少なくとも4枚はバウンスを採用したかったので対空と3:1での採用だが正直好みで良い。
不採用カード
レヴィールの無法者
序盤のテンポ取り、ロキサスの余った1コストを有効に使ってくれるなど感触は良かった。 最終的には単体での仕事量を見てに軍配が上がった。
自由なる冒険者
序盤のテンポを取りやすくしてくれるカード。しかし序盤のテンポをとる必要がない、他に優先して探したいカードがあるのでキープすらしない、という点から不採用。
フォレストパトロール
ハマればかなりのドローが見込める。スタッツが運用しずらい点と、ドローに他のカードの協力が必要なこと、乗り物を消費しても盤面に干渉できないので出遅れる、といった点から不採用。
ワイルドリザード
乗り物を2枚キープしてくれる点は優秀。3コスト枠が圧迫されてきたことと、ナテラの役割に被っていること、後半出しどころが難しいという点から不採用。
《世界》・ゼルガネイア
エルフが使用できる貴重なパワーカード。環境初期からずっと採用してきたが、5では他にしたい動きがある、序盤からアグレッシブに攻める環境でないため効果の発動が厳しい、環境上10ターン目はほぼ来ない、という点を見て少しずつ数が減り、ついには姿を消した。
ロキサスの使い方
こっちにまとめました。
付録:ロキサスが引けないときに取れる戦術
どうしてもロキサスが引けないよ!という試合はあります。その場合のコツをいくつか。
01. ヴァーミン+ナテラ
アミュレットを割るだけで強いカードを置いてからナテラを割ることで、ただデッキを掘るだけの動きにおまけをつける。 デッキの性質上ナテラはできる限り残したいが、どうせ使うのであれば強く使わないともったいない。
02. ナテラ+シャムシャマ+狼
理念は01.と同じ。盤面でなく相手リーダーを意識するプレイング。
マナ×2→ナテラ×2→シャムシャマ→バウンス→シャムシャマ と動くことで顔に6点、2ドロー、トークン回収。ここで回収した眼差しで時間稼ぎをしてロキサスを待つ、という形も視野に入れる。
もしくはそのままスクナと併用して詰める。
03. ラミエル→パスチャー
後4ラミエル→後5パスチャーが綺麗に繋がる。パスチャーがバイクと車を出してくれるので、スクナカウントはばっちり。
対ネメシスでは狙ってもいい。
04. ラミエル+ローフラッド(+0コスト)
5でラミエル→マナ→ローフラッド進化と動き、守護裏に破壊耐性8/8を置く。
この時間帯の盤面が強くないネクロに特に刺さりやすい。
05. 真偽の逆転
「なぁ、意味なんてなかったろ?」
対ビショップではまずまず通る。イリスの祈りやエンチャンターを使ったのを見たら視野に入れたい。
対ネクロではしない方が良い。返しのターンでトリニティモンスターズを出されると返しようがないため。素直に04.で。
対ロイヤルは進化回数を稼いでおくことで、堕落の決意を相手が持っていた時おいしくなる。 ゼルガ猛虎には気を付ける。
対ネメシスは途中で手札を奪ってもクオリティが低いのでしない方が良い。
終わりに
長い文章になりましたが、お読みいただきありがとうございます。
他クラスに比べてフィニッシャーに欠けるエルフですが、戦えないわけではないと思います。
相手がどこまでの動きをすることが想定できるか。自分がどこまで動けば相手の届ききらない盤面を作れるか。
そのギリギリを見極めて、一縷の勝ち筋を掴み取る。
練度をあげれば不可能ではないです。
それでもダメなときは素直に調整を待ちましょう。僕はエルフのバフ待ってますよ運営さん。
ぶっしゅ(@bush_dgsv)